前回の雪景色とは打って変わって、北海道では30℃を超える日も出てきており、
春を飛び越して夏を感じる日々となりました。
今年2回目のいきいきファームを訪れたのですが、この日も気温は30℃までいかないものの天気がよく、暑さと共に青々とした景色が広がっておりました。
ビニールハウスの中では、これから定植(苗を田や畑に移し替える事)を迎える苗たちが今か今かと待ちながら育つ風景を目にすることができました。
また、外では定植のために手作業で苗の引っ越し先を作っていました。
このように土に溝を作った上に
シートをかぶせていき、溝部分に土を被せて
空気が入らないようにふたをしていきます。
必要なだけ、何か所も作っていきます。
お二人とも汗をかきながら、作業しており
力仕事の大変さを感じます。
また、他のビニールハウスの中では
定植が終わって実をつけようとしているトマトがありました。
花が咲いているトマトや
青々とした実がなっているトマトもありました。
トマトは下からだんだんと花や実をつける作物であり、
生長過程が1本で見れるようでおもしろかったです。
トマトは手で育てる作物であり、美味しいトマトを作るためには
とても手間がかかります。
トマトは生長し続ける作物であるため、放っておけば
不要な枝が増えて、実以外にも栄養が必要となり、
美味しいトマトにはなれないそうです。
そこで、余計な枝を手でむしっていき、
上へ伸びる力を蓄えて、実へ栄養をいきわたらせます。
トマト一本一本の生長が違いますから、
様子を見つつ手作業で行うことになるそうです。
トマト農家さんは数が多いからそれだけ大変なのではないかと
おっしゃっておりました。
トマトが好きでほとんど毎日食べているのですが、
そんな苦労があったとは初めて知りました。
美味しく食べられるのは生産者さんの努力があってこそだなと感じ、
ここでも感謝して大切に食べようと気持ちが湧いてきました。
今年は温かく、生長が早いようです。
次訪れた時の生長が楽しみです。